アンガーマネジメントの結論は自己肯定感を高めること?

アンガーマネジメントの結論は
自己肯定感を高めること?

アンガーマネジメントとは、「怒り」を上手にコントロールすることですが、怒りを抑えられないと人間関係を壊してしまうなどデメリットしかありません。

では、なぜ怒りやイライラを抑えられないのでしょうか?

それは、自己肯定感が低いからです。

あなたは心のどこかで「自分はダメな人間だ」「自分は劣っている」「自分は何の役にも立たない」と感じていませんか?

このような自己肯定感が低い状態だと、誰かを支配・抑圧することで自己肯定感を満たそうとします。怒りをぶつけてしまうすべての原因です。

そのため、アンガーマネジメントの結論は自己肯定感を高めることが何よりも大切です。

自己肯定感が低い本当の原因

そもそも、自己肯定感が低い原因は国民性が大きく影響しています。下記データを見て分かるように、世界的に見ても日本人は自己肯定感が低い民族です。

ただ、平成30年に各国満13歳から満29歳までの男女に内閣府が行った「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」で、自分の強みの認識と自己肯定感には相関関係があることが分かりました。

自分の強みを認識している国ほど、自分自身に満足していると回答していたのです。

内閣府はあくまでも1つの可能性として結論付けていますが、実は心理学では、自己肯定感が低い状態は、ストレングスブラインドネス(強みの無知)と言われています。

「ストレングス・ブラインドネス」とは、自分の強みを理解していない状態です。強み研究の中心的な存在であるアメリカにあるVIA研究所のライアン・ニーミック博士はこう言っています。

「私を訪れる患者や学生でも、自信の低さで悩んでいる人がいます。しかし、ほとんどの場合、自分が持つ強みについての認識がないのです。その人たちに、私はよく尋ねます。『独自の強みは何ですか?』と。そんなとき、その人たちは何も答えがないかのように、うつむいてしまうのです」

出典:https://diamond.jp/articles/-/78696

つまり、自己肯定感が高まらない最大の原因は、自分の強みを知らないからです。

あなたもそうではないでしょうか?

自己肯定感を高める3つの考え方

自分を特徴づける3つの強みを知る

強みは1つだけではなく、3つ見つけてください。その3つの強みで支え合うことが大切です。

理由は、1つだけだとそれが折れてしまったときに立ち直れなくなるからです。1つに依存してはいけないということですね。

ここで強みについて大事なのが、強みというのは努力して手に入る強みではなく、自分を特徴づける強みであることです。なぜ?を繰り返し見つけることができる、自分の内側にあるコアな強みです。

このコアな強みを3つ見つけることが、自己肯定感を高める第一のSTEPです。そして、その強みが日常生活や仕事で活かされているかを考えてください。

日常的に新しいことにチャレンジしていく

強みを知るだけでは意味がありません。そして、それを単に使うだけでもだめです。

大切なのは、その3つの強みを常に新しいことに使っていくことです。なぜなら、慣れれば何も感じなくなるからです。ありがたみを感じなくなるからです。

好きなものを毎日食べるとおいしいと感じなくなるのと同じですね。

そのため、強みを同じことに使うのではなく、定期的に新しいことに使っていくことで、自分の強みはいろんなとこで生きて、結果、自分って色々できるんだと認識できるようになります。

そうすると、常にポジティブな状態が維持できるようになり、自己肯定感がどんどん高まっていきます。

他人の称賛を強みと思ってはいけない

人から評価されれば自信が高まります。人間、人に喜んでもらったり褒めてもらえば嬉しくなります。

でも、そこに依存しすぎてはいけません。なぜなら、評価されなくなれば、自分に価値を見出せなくなるからです。

外見磨きが最たる例です。「かわいい」「かっこいい」の評価で得た自信は、自分より評価される人が出てきた瞬間に崩れ落ちます。そして、その恐怖から、常に背伸びをして頑張っていかなければいけません。

でも、自分を特徴づける強みをベースに生きていれば、背伸びをする必要もなければ、何が起きても大きく崩れることはありません。

なので、自分のコアな強みを知り、それを活かすことで自分の内側から得られる自信が何よりも大切なのです。

自分を特徴づける強みを見つける方法

  • 人に褒められるけど自分ではピンときていないこと
  • 人によっては大変そうなことでも、ストレスを全く感じないこと

この2つのことを自己分析や人に聞いて探しましょう。

なぜなら、この2つは自分が自然体になれる瞬間だからです。意識せずとも自然とできることは、他人よりもできることです。それこそが、自分を特徴づける強みです。

他にも、20分~30分で自分を特徴づける強みを見つける方法もあります。

それが、グッドポイント診断という強み診断テストです。

このような質問に約300問回答していくことで、以下の中から自分を特徴づける強みが5つ分かります。もちろん、詳しい解説付きです。

その5つの強みは、間違いなく以下2つのことと深く関わっています。

  • 人に褒められるけど自分ではピンときていないこと
  • 人によっては大変そうなことでも、ストレスを全く感じないこと

診断結果から、過去の経験と結びつけて、自分でも納得できる特徴づける強みを見つけてみてください。

グッドポイント診断は就職・転職業界で有名なリクルートが開発したテストなので、信頼性も抜群です。なので、このグッドポイント診断だけ受ければOKですよ。診断には20分~30分かかります。

ただし、グッドポイント診断を受けるには、リクナビNEXTという転職サイトに登録する必要がありますが、無料で利用できるのでご安心ください。

他ではこのような本格診断ツールは通常有料なので、今のうちに診断しておくといいですよ。リクナビNEXTに会員登録後にマイページからグッドポイント診断へと進みましょう。

(リクナビNEXTに登録後、診断可)

まとめ

  1. 自分の強みを3つ把握する
  2. 普段の生活・仕事で強みを活かす
  3. 新しいことにチャレンジして経験を積む

この3つのSTEPで自己肯定感を高めることができます、

ポイントは、習慣化することなので、もし、自分を特徴づける強みが日常生活や仕事で発揮できているなら今の方向性は間違っていません。後は新しいことにチャレンジし、経験を積んでいくことで自己肯定感は高まっていきます。

もし、現時点でコアな強みが分からないのであれば、まずはグッドポイント診断を受けてみましょう。

自己肯定感を高めるたった一つの方法は、強みを軸に生きることですからね。

(リクナビNEXTに登録後、診断可)

【補足】その他の強み診断ツール

ご興味がある方のみ、以下の診断ツールをご参考にしてください。

VIA強みテスト

アメリカ発のVIA診断ツールです。こちらのページからメールアドレス等を入力し無料登録することで、診断できます。

ストレングスファインダー

アメリカのギャラップ社が開発した強み発見ツールで、約180問の質問にWEBで回答することで、5つの強みが見つかります。

2000円ほどする「さあ、才能に目覚めよう」という書籍を購入することで診断できます。有料ですがVIAテストより日本人にマッチしていますのでおすすめできますよ。

書籍はアマゾンなどで購入しても大丈夫ですが、注意してほしいのが必ず新品で購入するということです。

書籍にアクセスコードがついているのですが、1アクセスコード1診断しかできないので、新品でしか診断できないものとお考えください。

アマゾンでストレングスファインダーをチェック

tuyomi1