精神疾患といってもさまざまな種類があります。
1.うつ病
眠れない、食欲がない、気分が落ちこむなどが何をしても楽しめないなどが症状として挙げられます。
精神的なストレス、身体的なストレスなどが理由で、何に対しても否定的に考えてしまい普段なら乗り越えられるストレスでもより辛く感じてしまう。脳に機能障害のおきています。
薬など認知行動療法などがうつ病に効果が高いとされています。早めに治療した方が治りが早いとされてますので、不調を感じたらすぐに医療機関に相談したほうがいいです。
2.発達障害
生まれつき脳の状態が通常と違っているため、幼いころから症状があらわれ、普通の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれて自分の得手、不得手を感じるため生きづらさを感じます。
発達障害は生まれつきのため、その特性を本人、家族が理解したうえで、その人のやり方にあった生活をすれば、持っている力を生かして暮らしていけると考えられています。
3.PTSD(心的外傷後ストレス障害)
強いショック体験、強い精神的ストレスが引き金となり、時間が経ってもその出来事に対して強い恐怖を感じます。主に震災、火事、事故、暴力体験が原因となります。
怖い体験を思い出す、不安緊張を感じる、めまい頭痛や眠れないなどの症状が出ます。それが何ヶ月も続くとPTSDだとされています。
治療としましては持続エクスポージャー療法という、トラウマをわざと思い出させたりして、思い出しても危険はないと繰り返す治療法です。後は薬による治療もあります。
4.双極性障害(躁うつ病)
うつ病だと思いながらも、極端に活発になったりするなら双極性障害かもしれません。ハイテンションで活動的になったり、憂鬱で何もやる気が起きない状態を繰り返します。
薬による治療と精神療法などの治療法があります。双極性性障害は普通のうつ病とは違うので、薬と精神療法を併用したほうが効果が高いとされています。
5.強迫性障害
自分ではつまらないことだとわかっていてもそれがやめられない、わかっていても同じ行動を繰り返してしまいます。
たとえば、手を必要以上に洗ってしまう、戸締りなど何度も確認しないと気が済まないということがあります。治療法としては認知行動療法があります。
患者さんが普段やらずにはいられなかった強迫行為を我慢させる療法です。それでも治らない場合は薬による治療を行います。長期間服用しなければなりませんが次第に回復に向かうと思います。
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