お子様が発達障害と診断されたらまず悩むのが、特別支援学校に入れるか普通学級に入れるかということだと思います。
また、診断されないで普通学級で過ごしてきて、大人になってから気づく場合もあるでしょう。
私は、高校生になってから気づきました。つまり後者のパターンです。一方、私の会社の同僚は幼いころに発達障害と気づき、特別支援学校で育ったそうです。
私はその同僚と出会うまで、普通学級の悩みしか知りませんでしたが、特別支援学級でも特有の悩みがあることを知りました。
普通学級で育った場合と特別支援学校で育った場合のメリットデメリットを紹介します。
普通学級で育った場合のメリット
- 発達障害には知的に問題がない場合も多いので、優秀であれば難関大学にも合格することが可能
- 大学を終了した後に障がい者枠で就職活動を行うことも、一般枠で就職活動を行うこともできる
- 障がい者枠でも、一流企業に正社員として就職することも可能
- 言い方は悪いが、周囲に障害を隠すことも可能
普通学級で育った場合のデメリット
- 一般の生徒と一緒に過ごすので、周りとの違いが辛くなり、二次障害を引き起こす場合がある
- 就職活動の際に優秀な身体障がい者と競う必要が出てくる。かなり狭き門
特別支援学級で育った場合のメリット
- 就職をする際に道があらかじめできているので、軌道に乗りやすい
- 周りもみんな発達障害なので、いじめられることも、孤独に思うことも少ないので、メンタル面で安定が望める
- 親同士も子供が皆発達障害なので、お悩み相談しやすい
特別支援学校で育った場合のデメリット
- 特別支援学級では高卒の認定がもらえないので、高卒認定試験を自ら取らなければ大学に進学することができない
- 就職はしやすいが、どれだけ優秀な人であったとしても、ほとんどの人が単純作業などの職場であったり、契約社員の場合が多い
- 一般人と結婚をしようと思った際に普通の学校を出た人と比べるとしにくくなる可能性がある(差別だけではなく、話が合わなくなるという意味も含め)
- 一般の教育を受けることができないので、視野が狭くなる可能性がある。また、本人の将来の可能性も狭くしてしまう可能性がある
いかがでしたでしょうか、特別支援学校に行かせるか、普通学級に行かせるかを充分に考えてから進学させるといいですね。
ただし、どちらに進学させてもお子様が幸せになってもらうのが一番ですね。
一人で抱え込むのではなく相談できる病院や機関を見つけて、万全なフォローをしてもらいながら、みんなでお子様を育てていきましょう。
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